データベースの最適化と修復

Accessのデータベースファイルは、使用していくうちに容量が大きくなっていきます。オブジェクトを編集したり、削除したりする操作を繰り返している場合も大きくなります。
ここでは最適化のやり方と必要性について解説します。

データベースの最適化と修復の必要性

  • パフォーマンスの向上:データベースが大きくなるとデータベース内のテーブルやインデックスの構造が複雑化し、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。最適化は、データベースのテーブルやクエリの設計、インデックスの作成、クエリのチューニングなどの手法を使用して、データベースのパフォーマンスを向上させます。
  • データの整合性の維持: データベースは複数のテーブルやリレーションシップから成り立っています。データの整合性が保たれない場合、不正確なデータや矛盾したデータが発生する可能性があります。修復作業はデータベース内の整合性エラーや矛盾を特定し、修正するプロセスです。
  • データの保護と信頼性の確保: 最適化と修復はデータベースの保護と信頼性を高める重要な手段です。データベースが正常に動作し、データが正確で信頼性のある状態を保ちます。最適化と修復は、データの保護と信頼性を確保するための重要です。
  • ストレージ効率の向上: データベースはディスク上に格納されています。不要なデータやインデックスが残っていると、ストレージスペースを占有し、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。最適化と修復によって、不要なデータやインデックスを削除し、ストレージ効率を向上させることができます。


最適化をせずに放置しておくと最悪の場合ファイルの破損等、様々なトラブルの容認になります。
以下にAccessのデータベースの最適化のやり方を解説します。

[ファイル]タブをクリックします。

[情報]をクリックします。

[データベースの最適化/修復]をクリックします。
以上になります。簡単な手順なのでこまめに最適化することをお勧めします。

Accessを閉じたときに自動的に最適化する方法もあります。
[ファイル]タブ→[オプション]→[現在のデータベース]タブ→[閉じるときに最適化する]にチェック
この設定でAccessを閉じたときに自動的に最適化されます。